99.999% ファイブナインズ・アベイラビリティ
プライベートネットワークの環境からクラウドへ移行していく過程で、サービスプロバイダーはいかにしてファイブナインズ・アベイラビリティ (99.999%) の要求に応えるかという課題を抱えています。
企業は、ミッションクリティカルなアプリケーションやサービスを次々と追加していきますが、その際に求められるのは高可用性であり、アプリケーションやサービスを停止できる時間は1年に5分15秒のみです。
この要求は今に始まったことではありませんが、アクセスできないリソースがビジネスに与える影響を考えると、その要求はさらに大きくなります。要するに、従業員、顧客、サプライチェーンのパートナーが、仕事や価値創造に必要なリソースにアクセスできないということです。
あるサービスが毎分・毎秒、常に利用可能であると想定することは賢明なことでしょうか?
フォーナインズ(99.99%) での許容時間は年間52分36秒で、スリーナインズでも許容されるのは年間8時間46分のダウンタイムです。
メンテナンス、アップグレード、制御できないイベントなどを考慮すると、サービスレベルアグリーメント(SLA)を達成するには、多額の投資と維持が必要になります。
専門家たちは、このようなSLAを達成するためには、ネットワーク・オペレーションが積極的に行動し、AIOps を採用することを推奨しています。
- 確立されたネットワーク構成の使用
- ネットワークに関する問題の監視とトラブルシューティング
- ベストプラクティスの遵守
- サービスに支障をきたす前に潜在的な障害を警告する自動化とAI/機械学習の活用
- 古いソフトウェアやパッチが適用されていないソフトウェアへの注意
- バックアップおよび災害復旧計画のテスト
アグレッシブなSLAを達成するには、お客様がサービスの停止を経験したり、サービスの低下について苦情を言い始める前に、ネットワーク・オペレーションが障害を検知することが必要です。
ビトリアの VIA AIOps と Cisco Network Automation の強力なコラボレーションと統合は、お客様がサービス中断にさらされるのを防止します。
分析に基づく自動化により、サービスレベルを最適化し、サービスの可用性を向上させます。 VIA AIOps と Cisco Network Automation は、ネットワーク運用を以下のように実現します。
- ネットワーク、アプリケーション、インフラからの同一の根本原因のアラートを関連付け分析
- サービスに影響を与える問題の「根本原因」、「主要な症状」、「影響範囲」を特定
可用性の高いSLAを満たすには、高度なAI/MLに依存した自動化が必要です。
VIA AIOps は ネットワーク運用に次のような効果を生み出します。
- 変更による顧客へのマイナスの影響を検知、トリアージ、軽減する
- 膨大な数の指標とパフォーマンス・ベースラインを自動的に調整し、最適なパフォーマンスを維持する
- アプリケーション、ハードウェア、ソフトウェアをリスクなくアップデートする
- 意図しない問題に対処しながら、継続的なイノベーションの展開を可能にする
Cisco Network AutomationとVitria VIA AIOps
Cisco Service Assuranceは、Cisco Network AutomationとVitria VIA AIOpsを組み合わせて、ITSMを強化します。
VIA AIOpsは次の3つの方法で生産性を向上させます。
- VIA OBSERVES: エコシステムの複数の層を監視し、膨大な量のリアルタイムデータを人間の目で見るよりも早く取り込み、エンリッチ、構造化します。
- VIA ANALYZES:異常やアラートを検出し相関させることで、アクションの評価と優先順位付けを行うことができます。
- VIA IDENTIFIES:原因を特定し、適切な担当者に警告します。担当者は自信を持ってサービスを再開したり、変更やオペミスによる異常を修正できます。
VIA AIOps for Cisco Network Automationは、観察から分析、アクションまでのイベントパイプライン全体を通じ、サービス提供のすべての層でインテリジェントな自動化を実現します。
VIAは可視性を高め、貴重なインサイトを提供します。インサイトがあれば、オペレーターは、より積極的に行動することができ、サービスに影響を与えるインシデントを防ぐこともできます。
最高の顧客体験を提供するだけでなく、運用コストも維持され、新規顧客の導入や新規プロジェクトの実装をサポートするスタッフも確保できます。
VIA AIOps for Cisco Network Automationは、顧客がサービス停止やサービス低下の苦情を言い始める前に、ネットワーク運用部門が障害を早期に検出することを可能にします。
ビトリアと Cisco のプロアクティブでスマートなソリューションにより、生産性の向上、コストの削減、収益の管理を実現します。
稼働率と許容停止時間 早見表
出典:Wikipedia - High availability
https://en.wikipedia.org/wiki/High_availability#Percentage_calculation
| 許容停止時間 | ||||
稼働率 | 年間 | 四半期 | 月間 | 週間 | 24時間 |
90% “ワンナイン” | 36.53 日 | 9.13日 | 73.05 時間 | 16.80 時間 | 2.40 時間 |
95% “ワンアンドハーフナインズ” | 18.26 日 | 4.56日 | 36.53 時間 | 8.40 時間 | 1.20 時間 |
97% | 10.96 日 | 2.74日 | 21.92 時間 | 5.04 時間 | 43.20 分 |
98% | 7.31 日 | 43.86 時間 | 14.61 時間 | 3.36 時間 | 28.80 分 |
99% “ツーナインズ” | 3.65 日 | 21.9 時間 | 7.31 時間 | 1.68 時間 | 14.40 分 |
99.5% “ツーアンドハーフナインズ” | 1.83 日 | 10.98 時間 | 3.65 時間 | 50.40 分 | 7.20 分 |
99.8% | 17.53 時間 | 4.38 時間 | 87.66 分 | 20.16 分 | 2.88 分 |
99.9% “スリーナインズ” | 8.77 時間 | 2.19 時間 | 43.83 分 | 10.08 分 | 1.44 分 |
99.95% “スリーアンドハーフナインズ” | 4.38 時間 | 65.7 分 | 21.92 分 | 5.04 分 | 43.20 秒 |
99.99% “フォーナインズ” | 52.60 分 | 13.15 分 | 4.38 分 | 1.01 分 | 8.64 秒 |
99.995% “フォーアンドハーフナインズ” | 26.30 分 | 6.57 分 | 2.19 分 | 30.24 秒 | 4.32 秒 |
99.999% “ファイブナインズ“ | 5.26 分 | 1.31 分 | 26.30 秒 | 6.05 秒 | 864.00 ミリ秒 |
99.9999% “シックスナインズ” | 31.56 秒 | 7.89 秒 | 2.63 秒 | 604.80 ミリ秒 | 86.40 ミリ秒 |
99.99999% “セブンナインズ” | 3.16 秒 | 0.79 秒 | 262.98 ミリ秒 | 60.48 ミリ秒 | 8.64 ミリ秒 |
99.999999% “エイトナインズ” | 315.58 ミリ秒 | 78.89 ミリ秒 | 26.30 ミリ秒 | 6.05 ミリ秒 | 864.00 マイクロ秒 |
99.9999999% “ナインナインズ” | 31.56 ミリ秒 | 7.89 ミリ秒 | 2.63 ミリ秒 | 604.80 マイクロ秒 | 86.40 マイクロ秒 |
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